【東京 15日 AFPBB News】ニューヨークで注目される若手デザイナー3組がギャップ(GAP)のために手がけた限定コレクション「ギャップ・デザイナーズ・エディション(GAP DESIGN EDITIONS)」が、東京・原宿をはじめとしたギャップの国内10の旗艦店で14日から販売されている。

 この限定コレクションは、米国の若手デザイナーを支援する目的で、ギャップとCFDA/ヴォーグ・ファション基金(CFDA/Vogue Fashion FundCVFF)が提携し、若手がデザインした服をギャップが製造・販売していくという試み。今後も「ギャップ・デザイナーズ・エディション」を継続し、世界で活躍するチャンスを若手に提供していく。

 今回は、2006度のCVFF受賞者の「ドゥーリ(Doo.Ri)」、「ロダルテ(Rodarte)」、そして「サクーン(Thakoon)」が、ギャップの代表的アイテム“ホワイトシャツ”をテーマに各3スタイルを発表した。今回の日本販売を記念し14日、3組のデザイナーが来日し、原宿旗艦店に姿を見せた。

■ドゥーリ

 06年度CVFFで優勝の栄冠を手にした「ドゥーリ」は、03年のブランド設立以来、巧みなドレープ使いと洗練されたシルエットで、クロエ・セヴィニーら多くの著名人に愛されてきた。彼女が今回デザインしたのは、膝丈のフレア・シャツドレスや自由に結べるタイ付きの長袖シャツ。中でも、お気に入りは構築的なシルエットの半袖シャツだという。「あえてドレープでなく、建築的なシルエットで勝負したのは、この機会に、デザイン、構造、素材などのあらゆる面で実験できると思ったから」とデザイナーのドゥーリ・チャン。

「現在の主な顧客は20代や30代。でも、今回はティーンズから50代、80代までの世界中の人に私の服を着てもらえるチャンス。ギャップというプロフェッショナルな支えがあったからこそ、クリエーションに専念できた。今後ビジネスを進めていく上での大きなヒントになった」

■ロダルテ

 05年にデビューしたばかりの「ロダルテ」を手がけるのは、独学でファッションを学んだケイト&ローラ・ミュラヴィー(Kate MulleavyLaura Mulleavy)姉妹。ハンドクチュールで仕立てたドレスが評判を呼び、わずか数年で若手有望株に成長した。今回は、2人のお気に入りモチーフであるリボンをアクセントにしたタンクトップやミニドレスをデザインした。「白シャツに、私たちらしいディティールを詰め込んだ」「私たちのビジネスはとても小さく、時には一つの型から2着しか服を作らないこともあるし、卸先も限られている。でも、今回一気に世界に出るきっかけをもらった。これを次に繋げたい」

■サクーン

 ハーパース・バザー(Harper’s Bazaar)誌の編集者からデザイナーに転身したタイ出身のサクーン・パニクガル(Thakoon Panichgul)は、05年の春夏コレクションでデビュー。実用性とフェミニンさを兼ね備えたデザインは、「VOGUE」誌のアナ・ウィンター編集長のお気に入りでもある。今回のデザインについては「マスキュリンな素材で、最高のフェミニンさを表現してみた。特に曲線を意識して、袖のラインや、スカートのシルエット、胸元やウエストのリボンをデザインした。普段着からパーティーにまで使える仕上がりになったと思う」

 「ギャップ・デザイナーズ・エディション」は、札幌、銀座、渋谷、原宿、名古屋、心斎橋などの全国ギャップ旗艦店10店舗で限定発売中。価格は7800円~1万2800円。(c)AFPBB News