【6月14日 AFP】イスラエル警察は14日、エルサレムで21日に開催が予定されている同性愛者の行進「ゲイ・プライド・パレード(Gay Pride parade)」と、それに反対する超正当派ユダヤ教徒の抗議デモをそれぞれ許可すると発表した。

 ミッキー・ローゼンフェルト(Micky Rosenfeld)広報担当はAFPの取材に対し、「警察はエルサレム中心部での同性愛者の行進を許可すると決定した。行進の後、公園でパーティーが開かれる予定」だと語った。

 同広報担当によると、警察は一方で、パレードを「聖地を汚す行為」だと非難するユダヤ教超正当派団体が同市の入口で抗議デモを行うことも許可。そのため警察は、当日は7000人を超す警官隊を動員して、治安の確保と騒乱回避に努める。

 ユダヤ教超正当派の居住区であるメア・シャリム(Mea Shearim)では13日遅く、パレードに反対する若者数百人がデモを行い、警察に投石をしたり、ゴミ箱に放火するなどして警官1人が軽傷を負ったほか、デモに参加した4人が逮捕された。

 昨年のパレードは、ユダヤ教超正当派による激しい抗議行動や、ほかの宗教指導者からの非難の結果、長い延期の末に中止となり、代わりに厳戒態勢の敷かれたスタジアムでの集会に切り替えられた。

 その前年の2005年には、超正当派ユダヤ教徒により、パレードに参加していた3人が刺され負傷するという事件があった。実行犯は後に、12年の刑で投獄されている。(c)AFP