【6月12日 AFP】イタリアの国民同盟(Alleanza NazionaleAN)のグスタボ・セルバ(Gustavo Selva)上院議員(80)は11日、前週末に心臓病を装って救急車で出演予定のテレビ局まで運ばせたことが問題となったことの責任を受け、辞意を表明した。

 9日午後、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領のイタリア公式訪問によってローマ(Roma)中心部の道路が閉鎖され、セルバ議員はひどい交通渋滞に巻き込まれた。

 同議員は出演が予定されていた民放テレビ局「チャンネル7(Channel 7)」のスタジオまで同伴するように警官らを説得したが上手くいかず、心臓病を装って救急車を要請し、同議員担当の心臓専門医のところまで搬送するよう求めた。

 テレビ局で中継が始まると、かつて記者だったセルバ議員は「記者の古い手」を使ってスタジオに到着したことを認めた。

 ただし、政治家の特権が激しく論議されていた時期でもあり、同議員の行為に対し国中で激しい怒りが湧き起こった。(c)AFP