【6月11日 AFP】パリス・ヒルトン(Paris Hilton)受刑者の刑務所への再収監が決定した。ヒルトン受刑者は裁判官の決定に対して上訴しない考え。

 ヒルトン受刑者は免許停止処分中に運転し、逮捕された。ロサンゼルス郡の女性専用刑務所に収監されていたが、「健康上の理由」から45日間の禁固刑に対し、わずか3日で釈放された。釈放後、郡の保安官事務所から足首に電子タグをつけた状態で自宅軟禁と決定されたが、批判が高まっていた。

■体調を崩し、刑務所内で治療中

 再収監の決定が下された際、涙を流していたヒルトン受刑者は現在、郡刑務所の医療施設で治療を受けている。

 一部の報道によれば、体調不良の原因は脱水症状だったという。

 ある情報筋はNew York Daily News紙に対し「(ヒルトン受刑者は)トイレを使用したくないため、何も口にしていない」と語る。さらに、ヒルトン受刑者が閉所恐怖症と過呼吸も患っていることを明らかにした。

■盗撮を恐れるヒルトン受刑者

 彼女をよく知る別の関係者は「(同受刑者は)自身の様子を守衛や刑務所職員が携帯カメラで収め、インターネット上に流すのではないかと恐れている。泣き続けており、脱水症状にも良くない」と語る。

■上訴せず、刑期を全うする予定

 ヒルトン受刑者は再収監の決定を受け、上訴する意思がないことを弁護士を通じて明らかにした。

 さらに刑務所内での生活を「これまでで最もつらい経験」と語っている。

 芸能ニュース専門サイトTMZ.comによると、刑期を終えるまでは郡刑務所の医療施設にとどまり、3日間収監されていたリンウッド(Lynwood)の女子刑務所には戻らないという。

■妹らが面会、「ヒルトン受刑者は強くなっている」

 報道によると10日、妹のニッキー・ヒルトン(Nicky Hilton)さんと元ボーイフレンドのStavros Niarchosさんが、同受刑者と面会した。

 エンターテインメント誌「ピープル(People Magazine)」によれば、30分の面会を終えたニッキーは「彼女は強くなっている」と語ったという。

■報道の過熱ぶりに驚き

 メディアのスポットライトを常に浴びてきたヒルトン受刑者だが、今回の一連の報道には驚いているらしく、加熱する報道の沈静化を求めた。

「メディアや市民は、イラクや世界各地で米国のために闘っている人々など、もっと重要なことに目を向けてほしい」

 再収監される様子をカメラに収めようと、同受刑者の自宅周辺や郡刑務所の周囲には多くの報道陣が集まっていた。(c)AFP/Rob Woollard