【6月10日 AFP】高速鉄道「Train a Grande VitesseTGV」は10日、首都パリと東部の都市を結ぶ新路線TGV東線(TGV-Est)の営業運転を開始した。これにより都市間の移動時間が大幅に短縮され、ドイツとフランスを結ぶTGV網が拡大する。

 営業運転が開始されたのは、東部の都市ストラスブール(Strasbourg)、ナンシー(Nancy)、メッス(Metz)、 ランス(Reims)とパリを結ぶ路線。これらはTGV網に加わるのが遅れていた地域だ。

 9日にパリ発ストラスブール行きのTGVを運行して新路線の開業を祝い、翌10日に営業運転が開始された。従来4時間を要した同区間の移動は、2時間20分に短縮される。4月には、この新路線でTGVが自己の世界最高記録を更新する時速574.8キロを記録している。

 1万人の作業員を動員し、5年がかりで建設された同路線は、時速320キロでパリとドイツ国境を結ぶ。建設費は40億ユーロ(約6500億円)で、エッフェル塔に8本分に相当する7万8000トンの鋼材が使用された。

 新路線の開通に合わせ、17駅が改装、3駅が新設された。TGV東線沿線では、ビジネスと観光にTGVがもたらす経済効果を期待し、新たなビジネス街も誕生している。

 フランス国鉄(SNCF)は、すでにパリ-ストラスブール間の切符を60万枚以上販売しており、2010年までに年間乗客数を1100万人に増やすことを目指している。(c)AFP