【6月9日 AFP】ローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI)は9日、イタリア訪問中のジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領と会談し、中東での対立は「交渉による、地域間での解決を望む」との意向を示した。

 バチカン(Vatican)が明らかにしたところによると、会談では「国際政治に関する主要議題が話し合われた。特に中東のイスラエル、パレスチナ間の問題、レバノン問題、イラクの懸念すべき状況や同地でのキリスト教徒の住民の危機的状況について、集中的に議論された」と発表した。

 ローマ法王は「中東地域を苦しめている対立や難局については、改めて地域での、交渉による解決を期待する」と語ったという。(c)AFP