【6月6日 AFP】ドイツで6日から開催される主要8か国(G8)首脳会議のため、安倍晋三首相が同日、首都ベルリンから開催地のハイリゲンダム(Heiligendamm)に到着した。同サミットで安倍首相は、地球温暖化抑制対策において対立する欧州と米国の仲介役を目指す。

 安倍首相はベルリンで前日、欧州連合(EU)首脳らとの会議に出席し、2010年に期限の切れる京都議定書(Kyoto Protocol)後の枠組み作成をEUと日本が主導し、2050年までの温室効果ガス排出量の半減を共同提案することで合意した。会議後の共同会見では、「公正で柔軟、かつ包括的な京都議定書後の枠組みづくりをEUと日本が主導し、すべての主要排出国の参加を確保する」と述べられた。

 ハイリゲンダム・サミットでも、気候変動は主要議題となる。安倍首相は「米国、中国、インドが参加する実践的な枠組みの創出が不可欠。他のG8加盟国とこの件について徹底討論したい。差異ではなく共通点を見つけるべき時期で、参加国を結束させることが重要だ」と述べた。

 首相は東京を出発する前、気候変動に関する議論における調整役となるのが日本の役割、と抱負を述べていた。(c)Shingo Ito