【6月6日 AFP】サッカー、欧州選手権2008(Euro 2008)・予選グループE。予選を6試合終えて3勝1敗2分の勝ち点11でグループ4位と低迷しているイングランド代表のスティーヴ・マクラーレン(Steve McClaren)監督と主将のジョン・テリー(John Terry)は、5日にアウェーでのエストニア戦を翌6日に控え記者会見を行った。

 会見に臨んだマクラーレン監督は「耐えることがポイントとなる。先制ゴールが重要だが、最初の10-15分には無理だろう。エストニアは良く組織され、献身的なプレーをするチームなので待つことが必要だ」語り、エストニアの守備的な戦術に苦労するとの見解を示した。

 更にマクラーレン監督は「勝つために来た。エストニアは勝ち点おろか得点すら挙げていないが、タフなプレーをする。クロアチアやロシアなど既にエストニアと対戦したチームに聞いてみるといい。ロシアはホームでのエストニア戦で後半30分過ぎまで得点をあげることが出来なかった。クロアチアは2日のエストニア戦で2本しか枠内にシュートを放っていない上にエストニアが先制点を奪う勢いだった。しかし我々はアルバニアやブラジルとの試合を通じてよい調整が出来、チームは非常にいい状態にある。キャンプ中のチームのムードもとても良い」と語り、グループ首位のクロアチアに勝ち点5差をつけられている現状を打破するためには、勝ち点3が不可欠であるとした。

 また同じく会見を行ったテリーは、「我々が目指している目標にはまだ遠いがチームは正しい方向に進んでおり、チームとしてまとまるためにベストを尽くしている。ブラジル戦でのパフォーマンスは出来がよく、我々が目指しているものに近いものだったと思う」と語り、1-1と引き分けたブラジル戦の結果を前向きに受け止めていることを明らかにした。(c)AFP/JONATHAN WILSON