【6月5日 AFP】キューバのグアンタナモ(Guantanamo)米軍基地の特別軍事法廷は4日、テロ共謀とテロ支援の罪に問われている国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の指導者ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の元運転手サリム・アハメド・ハムダン(Salim Ahmed Hamdan)被告に対する起訴を、「被告が『敵性戦闘員』であるとの法的根拠がない」として、棄却した。

 同軍事法廷は同日、殺人罪などに問われているアルカイダの元メンバー、カナダ人のOmar Khadr被告(20)に対する起訴についても棄却した。

 政府は、この判断を不服とする場合、72時間以内に上訴することができる。ただし、前年10月に成立した対テロ関連の法律第3930号(Military Commissions Act of 2006)に規定された「上訴裁判所」は、まだ設置されていない。

 両被告は、こうした司法判断にもかかわらず、今後も引き続きグアンタナモ米軍基地に拘束されると見られる。(c)AFP