【6月4日 AFP】酒気帯び運転の保護観察処分違反で45日間の禁固刑を言い渡されたパリス・ヒルトン(Paris Hilton、26)が5日、ロサンゼルス郊外の郡刑務所に入所する。待っているのは、ほかの囚人と変わらない厳しい独房生活だ。

■特別待遇なしの過酷な日々

 刑務所はハリウッドから25キロの距離にある。裕福な友人たちはおらず、ブランド物の洋服も大きなサングラスもない。オレンジ色のつなぎの囚人服での刑務所暮らしは、過保護に育てられてきた、富豪ヒルトン家の令嬢の生活からはほど遠い。

 ロサンゼルス郡保安官事務所のスティーブ・ホイットモア(Steve Whitmore)広報官は、「有名人だからといって特別扱いを受けることは決してない」と述べ、パリスはほかの2200人の収容者と同じように質素な生活に耐えねばならないと語った。

 パリスは上品なカフェの代わりに、雑然とした食堂で食事をする。携帯電話での私的な長電話は禁止され、華やかな友人たちと会話するには、談話室にある公衆電話を使わなければならない。

 ホイットモア広報官の説明によると、パリスには歯ブラシ、歯磨き粉、石けん、くし、デオドラント化粧品、シャンプーが支給される。1日1時間程度、独房の外に出ることが許され、週に3、4時間はバレーボールやバスケットボールができるレクリエーション区域で過ごすこともできる。

 食事は1日3回。刑務所が許可した雑誌やテレビ番組は見ることができ、毎週土日は訪問者との面会も可能だ。

■パパラッチからの開放が唯一の利点

 素行次第では、刑期が23日間に短縮される可能性もある。

 彼女が収容される刑務所があるロサンゼルス南部はかつて、サウス・セントラル(South Central)と呼ばれ、ギャングやドラッグが蔓延する荒廃した地域だった。

 金髪の「ソーシャライト」、パリスが収容されるのは、幅2.5メートル、奥行き4メートルの独房。ホイットモア広報官によれば、ほかの収容者との同居はない見込みだ。

 同広報官は、「同房者は決めていない」と述べ、華やかなメルローズ大通り(Melrose Avenue)やサンセット大通り( Sunset Boulevard)から遠く離れた、刑務所での生活はわびしいものとなるだろうと話した。

 また、「収容者、専門職員、郡保安官代理すべてを含む刑務所組織の安全と保安のために、必要なことはすべて行う」と述べ、パリスにとっては「パパラッチから公的に守られることが、(刑務所入りの)唯一の利点だろう」と話した。(c)AFP