リトビネンコ氏殺害事件、露外相が英政府の容疑者引き渡し要求は「政治的思惑」
このニュースをシェア
【6月1日 AFP】ロシア連邦保安局(FSB)のアレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏が殺害された事件で、セルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)露外相は1日、主犯格とされる旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員アンドレイ・ルゴボイ(Andrei Lugovoi)氏に対する英国政府の身柄引き渡し要求は政治的思惑によるものと糾弾した。
インタファクス(Interfax)ほか、国内報道機関が報じたところによると、同外相は「(英国政府は)事件を、政治的思惑で利用しようとしている。要求に応じるつもりはない。本件は適切な機関によって対処されるべき問題だ」とし、「専門家による捜査」の必要性を訴えた。
リトビネンコ氏は2006年11月23日、放射性物質「ポロニウム210」により毒殺されたとされる。英国政府は5月28日、国内での裁判のため、主犯格とされるルゴボイ氏の身柄引き渡しを露政府に正式要求。同31日、ルゴボイ氏はモスクワのテレビで記者会見を行い、殺害容疑を否定。英国諜報機関と英国に亡命中の著名人物が殺害事件の背景にいると指摘している。(c)AFP