ハニヤ首相、拉致されたBBC記者の解放をあらためて呼びかけ
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【6月1日 AFP】イスラム系武装組織「Army of Islam」が1日、ガザ地区(Gaza Strip)で拉致した英国放送協会(BBC)のアラン・ジョンストン(Alan Johnston)記者のビデオ映像をインターネット上で初めて公表したことを受け、パレスチナ自治区のイスマイル・ハニヤ(Ismail Haniya)首相は同日、ただちにジョンストン記者を解放するようあらためて呼びかけた。
ハニヤ首相は金曜礼拝後の記者会見で「ジョンストン記者の身の安全を確保しなければならない。同記者の拉致継続はイスラム教徒にとってもパレスチナ人にとっても不利益しかもたらさない。ただちに解放するよう実行犯に呼びかける」と訴えた。
在エルサレム(Jerusalem)英国総領事は、同記者の拉致後、すでに2回にわたってハニヤ首相と協議を行っている。両者の協議は、2006年3月の発足以来ハニヤ首相率いるイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)政権への支援を国際社会が停止している現状では、異例のことと言える。
パレスチナ自治政府はこれまでもジョンストン記者の解放を繰り返し訴えてきた。拉致実行犯の拠点も確認しているが、同記者の安全を優先し、救出作戦は行わないとしている。
3月12日に拉致されたジョンストン記者の拘束期間はすでに80日に及ぶが、ビデオでは「体調に問題はなく、待遇もいい」と語っている。(c)AFP
ハニヤ首相は金曜礼拝後の記者会見で「ジョンストン記者の身の安全を確保しなければならない。同記者の拉致継続はイスラム教徒にとってもパレスチナ人にとっても不利益しかもたらさない。ただちに解放するよう実行犯に呼びかける」と訴えた。
在エルサレム(Jerusalem)英国総領事は、同記者の拉致後、すでに2回にわたってハニヤ首相と協議を行っている。両者の協議は、2006年3月の発足以来ハニヤ首相率いるイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)政権への支援を国際社会が停止している現状では、異例のことと言える。
パレスチナ自治政府はこれまでもジョンストン記者の解放を繰り返し訴えてきた。拉致実行犯の拠点も確認しているが、同記者の安全を優先し、救出作戦は行わないとしている。
3月12日に拉致されたジョンストン記者の拘束期間はすでに80日に及ぶが、ビデオでは「体調に問題はなく、待遇もいい」と語っている。(c)AFP