【5月30日 AFP】英国の伝説的ロックバンド「ポリス(The Police)」が、1983年にアルバムを発売して以来初のコンサートを行い、酔いしれたバンクーバーのファンから絶叫と声援が飛び交った。

 今回の公演はバンド結成30周年を記念したワールド・ツアーの開始であり、フロントマンのスティング(Sting)、ギタリストのアンディー・サマーズ(Andy Summers)、ドラマーのスチュアート・コープランド(Stewart Copeland)の3人が揃う待望の再結成であった。

 ダフ屋やホールセール・ブローカーが公演開始直前に約100ドルで購入したチケットを30ドルで販売するなどたたき売りも行われたが、公演はほぼ完売した。

 「ハロー、バンクーバー!」と2万人のファンにスティングが呼びかけると、耳が聞こえなくなるほどのファンからの絶叫に包まれ「バンクーバーを選んだのはお前らがバンクーバーだからだ」と少し意味不明に声援に応じた。

 絶叫と拍手の中、スティングは、スコーミッシュの先住民バンドが3週間に渡り彼らの伝統的なロングハウスで練習をさせてくれたことに感謝の意を表した。

 スティングの短い挨拶と感謝の言葉は、2時間以上ノンストップで演奏された1970年代から80年代にかけて作られたポリスの象徴的な楽曲の合間の短い休憩の時だけであった。

 詰め掛けた何千人ものファンがポリスと一緒に歌詞を口ずさみ、ポリスは自らの楽曲の中から『孤独のメッセージ(Message in a bottle)』をオープニングに持ってくると『ロクサーヌ(Roxanne)』や高校教師 (Don't Stand So Close to Me)』、2回目のアンコールでは『見つめていたい(Every Breath You Take)』を披露した。

 2時間に及ぶ熱狂的なコンサート後、スティング、サマーズ、コープランドの3人はお辞儀をし、それぞれと抱擁を交わした。またスティングは観客に向かって投げキスを送った。

 ポリスのバンクーバー公演は30日まで開催され、その後北南米、欧州、オーストラリアを回る。(c)AFP/Deborah Jones