米、イランに対しイラク武装勢力への支援停止求める
このニュースをシェア
【5月29日 AFP】1980年の国交断絶以来27年ぶりに行われたイランと米国の高官級会談で、米大使は28日、イラン大使に対し、イラク国内の武装勢力への支援を停止するよう求めた。
米国のライアン・クロッカー(Ryan Crocker)駐イラク大使によると、同大使はイランのハッサン・カゼミ(Hassan Kazemi)駐イラク大使と4時間にわたり、イラクの首都バグダッドにあるヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相官邸で会談した。
クロッカー大使はカゼミ大使に対し、イランはイラク国内の武装勢力への支援を止め、困難な状況にあるマリキ政権への支持を強化しなければならない、と強く主張したという。
「今回の会談の目的は、法的問題の追及ではない。イラン側はおそらく、自分たちがしていることを理解しているはずだ。我々の重視した点は、イラクにとってそれは危険なことだという我々の側の認識を、単に伝えることだ」とクロッカー大使は会談後に述べた。
「イラン側に強調した点は、信条を越えて実践があるという点だ。現場(イラク)でのイランの行動は、イランの信条と調和が図られているべきだ」。
イラン側は、イランとイラク、米国の3者代表による安全保障委員会の設置を提案したが、クロッカー大使は却下したと述べた。「今日、開催したこの会談自体が実質、安全保障委員会だ。政策レベルにおいては議論の余地はそうない」。
クロッカー大使によると、イラン側は米国側から批判を受けた武装勢力への支援については答えず、米軍によるイラク占領に関して「イラクの治安部隊に対する米軍の訓練が足りない」といった一般的な批判を述べるにとどまった。
イラン外務省は前日、同国国境付近の反政府勢力を米国が支援しているとして、イランで米国の利益代表を務めるスイス大使館のPhilippe Welti大使を呼んで抗議していた。米国は過去にも同様の抗議をイランから受けているが、一切認めたことはない。
イラン革命での444日間の米大使館占拠事件から四半世紀、断交が続く両国代表の会談が、イラクの危機的状況をめぐってまとまるとは、始めからほとんど期待されていなかった。
会談終了前、イラク政府のアリ・ダバグ(Ali al-Dabbagh)報道官は、「両大使とイラク政府の間で、進展を目指して合意した点は複数あった」と述べた。(c)AFP/Paul Schemm
米国のライアン・クロッカー(Ryan Crocker)駐イラク大使によると、同大使はイランのハッサン・カゼミ(Hassan Kazemi)駐イラク大使と4時間にわたり、イラクの首都バグダッドにあるヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相官邸で会談した。
クロッカー大使はカゼミ大使に対し、イランはイラク国内の武装勢力への支援を止め、困難な状況にあるマリキ政権への支持を強化しなければならない、と強く主張したという。
「今回の会談の目的は、法的問題の追及ではない。イラン側はおそらく、自分たちがしていることを理解しているはずだ。我々の重視した点は、イラクにとってそれは危険なことだという我々の側の認識を、単に伝えることだ」とクロッカー大使は会談後に述べた。
「イラン側に強調した点は、信条を越えて実践があるという点だ。現場(イラク)でのイランの行動は、イランの信条と調和が図られているべきだ」。
イラン側は、イランとイラク、米国の3者代表による安全保障委員会の設置を提案したが、クロッカー大使は却下したと述べた。「今日、開催したこの会談自体が実質、安全保障委員会だ。政策レベルにおいては議論の余地はそうない」。
クロッカー大使によると、イラン側は米国側から批判を受けた武装勢力への支援については答えず、米軍によるイラク占領に関して「イラクの治安部隊に対する米軍の訓練が足りない」といった一般的な批判を述べるにとどまった。
イラン外務省は前日、同国国境付近の反政府勢力を米国が支援しているとして、イランで米国の利益代表を務めるスイス大使館のPhilippe Welti大使を呼んで抗議していた。米国は過去にも同様の抗議をイランから受けているが、一切認めたことはない。
イラン革命での444日間の米大使館占拠事件から四半世紀、断交が続く両国代表の会談が、イラクの危機的状況をめぐってまとまるとは、始めからほとんど期待されていなかった。
会談終了前、イラク政府のアリ・ダバグ(Ali al-Dabbagh)報道官は、「両大使とイラク政府の間で、進展を目指して合意した点は複数あった」と述べた。(c)AFP/Paul Schemm