【5月27日 AFP】ビクトル・ユーシェンコ(Viktor Yushchenko)大統領と、ビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)首相の確執が深まる中、大統領派の特殊部隊は26日、首都キエフ(Kiev)入りを警察によって阻まれた。

 国内全土から集結した精鋭部隊は内務省推定で3600人に達し、政府庁舎の警備と「公安」を守るため、バスの車列でキエフを目指した。大統領府が明らかにした。

 暴動鎮圧用の装備を備えた同部隊は、軍の行動を禁止する内務省指示のもと国内各地に設置された検問所で警察官らに止められた。

 内務省のKostyantin Stogny報道官はAFPに対し、「内相が軍隊のキエフ入りを禁じている。軍隊が公安を乱すのを未然に防ぐのが目的」と語った。

 ヤヌコビッチ首相の支持者らは今回の行動を「クーデター未遂」とし、強く非難している。

 隣国ロシアや、欧州連合(European UnionEU)さらに米国は大統領と首相の権力を巡る確執を懸念を示すなか、両者は26日夜に会談を行っているが、専門家らの多くは両者の確執が早期に改善される見込みはないとしている。(c)AFP/Dario Thuburn