【5月24日 AFP】米軍は24日、前日にムサイーブ(Mussayib)のユーフラテス(Euphrates)川で発見された遺体は、12日前にバグダッド南部で拉致された米軍兵士3人の1人、ジョゼフ・アンザック(Joseph Anzack)上等兵だったことを明らかにした。

 米軍報道官のJosslyn Aberle中佐は取材に対し、遺体の身元を確認し、家族に知らせたと答えた。

 現地では残りの2人、Byron Fouty二等兵とAlex Jiminez特技兵の捜索に数千人を動員して行っているという。

 3人は5月12日、武装グループがマハムディヤ(Mahmudiyah)に近いQarghuli村周辺の臨時監視所で任務についていた米軍の小部隊を襲撃、米兵4人と通訳1人を殺害した際に連れ去られ、行方不明となっていた。

 後に「イラク・イスラム国家(Islamic State of Iraq)」と名乗るアルカイダ系組織が3人を拘束したと声明を発表し、兵士らに危害を加えると脅迫した。

 23日、イラクの警察当局がバグダッドの南55キロ、マハムディヤの下流に位置するムサイーブでユーフラテス川に浮かんだ米兵の遺体を発見した。現地は武装勢力による誘拐が多発している地域で、「死のトライアングル」と呼ばれている。

 ムサイーブのMuthanna Hassan警部によると、遺体は米軍の軍服を着ており、処刑スタイルで後頭部を数回撃たれていたという。

 アンザック上等兵の死が確認されたことで、2003年3月の米軍によるイラク侵攻以来、亡くなった米兵士は3436人となった、と国防総省は発表した。(c)AFP