【サンフランシスコ/米国 22日 AFP】米メディア大手ニューズ・コーポレーション(News Corporation)傘下のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のマイスペース(MySpace)は21日、州司法当局に対し、同サイトを利用した性犯罪前歴者の情報の開示を始めたと発表した。

 8つの州(コネティカット、ジョージア、アイダホ、ミシシッピ、ニューハンプシャー、ノースカロライナ、オハイオ、ペンシルベニア)の司法当局は14日、マイスペースに対し、同サイトにプロフィールを掲載している性犯罪前歴者の情報を提供し、そのプロフィールページを「5月29日までに」削除するよう求める書簡を送っていた。

 マイスペースは、「個人情報の公開は法律により禁止されている」として、これを拒否する姿勢をとってきた。しかし、コネティカット州とノースカロライナ州の司法長官と会談し、性犯罪前歴者の個人情報を「合法的に」共有することで合意した。

 マイスペースの親会社であるフォックス・インタラクティブ(Fox Interactive)によると、マイスペースは、全米初の性犯罪前歴者ユーザーの特定・削除向けソフトウェア「Sentinel Safe」をSentinel Tech Holding社と共同開発。これを2日に導入し、性犯罪歴のあるユーザーの特定とそのプロフィールページの削除を開始した。

 さらにこの「Sentinel Safe」により、同サイトを利用した性犯罪前歴者数千人分のデータを収集。これらの情報を、州司法当局に提供しているという。

 マイスペースのチーフ・セキュリティ・オフィサーのヘマンシュ・ニガム(Hemanshu Nigam)氏は、「インターネットが10代の若者にとってもっと安全な場所になるよう、州の司法長官らと協調していきたい」と語った。

 マイスペースは、性犯罪前歴者のEメールアドレスを政府のデータベースに登録することを義務付ける連邦法の制定を提案している。現行の法律では、性犯罪者は釈放後、居住地の警察へ住所登録をすることが義務付けられているが、Eメールアドレスは含まれていない。