【スレイマニヤ/イラク 20日 AFP】イラク治安部隊の制服を着た武装集団が19日早朝、バグダッドから東へ約100キロのイラン国境に近いQara Lus村を襲撃し、クルド人15人以上を殺害した。ディヤラ州(Diyala)の国境警備にあたるNadhim Sharif司令官がAFPに伝えた。犯行は、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)によるものだとしている。

 同村に近いMandaliAbdul-Hussein Murad市長は、Sharif司令官の報告を確認、そのほか女性1人の犠牲者がでているとし、合計16人が死亡したと語る。

「武装集団は現地時間午前6時ごろ村に到着し、治安部隊による正式な任務を装い家々を訪問、住民たちに家から出るように命令した。さらに男性を女性と子どもから引き離し、男性15人を射殺した」と同司令官は述べた。

 今回の攻撃は、アルカイダ系スンニ派(Sunni)武装グループ「イラク・イスラム国家(Islamic State of Iraq)」によるものだとされ、同グループはディヤラ州で影響力が強い。

 Qara Lus村は、シーア(Shiite)派クルド人の小規模な居住区で、過去にもスンニ派の急進派に標的にされている。

 写真は、ディヤラ州での家宅捜索にあたる警察官(4月25日撮影)。(c)AFP/STAFF. SGT. STACY L. PEARSALL