【ガザ市/パレスチナ自治区 19日 AFP】派閥間抗争で衝突するファタハ(Fatah)とハマス(Hamas)が一時的に落ち着きを取り戻す中、15日に始まったイスラエル軍によるガザ地区(Gaza Strip)への攻撃は19日も続いた。

 イスラエルは同日深夜、ガザ市(Gaza City)内の金属加工場2か所を空爆、またファタハの事務所も攻撃した。工場2カ所への空爆は、カッサム(Qassam)ロケット弾製造工場と見なしてのもの。

 イスラエル軍はまた、数日前からガザ地区の北部に戦車を進出させ、ロケット弾の発射装置とみられる目標を攻撃したと発表した。負傷者の報告はないという。

 イスラエル軍がガザ地区との境界線に展開する一方、パレスチナ側は夜を徹してロケット砲で攻撃。攻撃は19日午前中まで続き、数発がイスラエル南部のスデロト(Sderot)に着弾した。

 イスラエルは15日、繰り返されるパレスチナからのロケット攻撃に対し、6か月ぶりにガザ地区への空爆を再開しており、これまでに10代の子ども2人とハマスの戦闘員15人が死亡、数十人が負傷した。この数日間にイスラエル領内に着弾したロケット弾は50発以上に上り、一般市民6人が負傷。多数のロケット弾が着弾したスデロトでは数百人が避難している。

 パレスチナへの空爆が続くなか、イスラエルの駐米大使は18日、必要があればイスラエルは「別の行動」をとる用意があると述べた。

 派閥間抗争の激化で全面的な内戦の様相を呈しつつあるパレスチナ自治区は、イスラエルの空爆により、さらなる統一政府崩壊の危機に面している。

 写真は19日、空爆で破壊されたガザ市の金属加工場。(c)AFP/MOHAMMED ABED