【バグダッド/イラク 19日 AFP】英国のトニー・ブレア(Tony Blair)首相が19日、バクダットに到着した。同首相は、6月27日に10年間努めた首相職を退くことが決まっており、首相として最後のイラク訪問となる。

 今回の訪問は警備上の理由で事前に発表されず、バグダッドの英国大使館
は、詳しい予定も公表していない。イラク政府当局者も、ヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相との会談を行なうことは認めたが、詳細はは明らかにしなかった。

 英国は前月1か月間に、イラク国内で進攻後最悪となる12人の死亡者を出した。イラク国内に残る2か所の英駐留基地は、連日、迫撃砲とロケット弾による攻撃を受けている。

 英国内ではイラク戦争への支持は急速に失われており、ブレア首相は8月にイラクからの撤退を開始することを既に発表している。

 ブレア首相は、「独裁者であったサダム・フセイン(Saddam Hussein)前イラク大統領を倒す戦いに参加したことは、正しい判断だった」との立場は崩していない。しかし、イラク進攻後の4年間が、当初の見通しよりよりも、はるかに危険だったことは認めている。

 写真は同日、バグダッドに到着したブレア首相(右)と出迎えるマリキ首相。(c)AFP/STEFAN ROUSSEAU