【ポツダム/ドイツ 19日 AFP】ポツダム(Potsdam)近郊で開催されている主要8か国(G8)財務相会合の夕食会に出席したガーナ(Ghana)のクワジョ・バー・ウィレドゥ(Kwadwo Baah Wiredu)財務相は18日、G8加盟国にアフリカ支援のさらなる拡大を要請した。

■2005年G8の公約の履行を要請

 ウィレドゥ財務相は「アフリカ諸国にはさらなる援助が必要。2005年にスコットランド(Scotland)のグレンイーグルズ(Gleneagles)で開催されたG8首脳会議の合意事項をまもり、対アフリカ支援を拡大するよう望む」と述べた。

 国際援助団体のオックスファム(Oxfam)は「G8諸国が合意したはずの対アフリカ支援増額の公約を履行していない」と非難している。

 英フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)紙は財務相会合にさきだち、アフリカ支援拡大の公約実行を訴える世界の著名人らの連名書簡を紙面に掲載した。ノーベル賞(Nobel Prize)受賞者5人を含む60人以上が署名しており、南アフリカ聖公会のデズモンド・ツツ(Desmond Tutu)大主教やハンス・アイヒェル(Hans Eichel)元ドイツ財務相らも名を連ねている。

■独政府、開発援助予算引き上げを表明、金額は非公開

 ドイツ経済紙ハンデルスブラット(Handelsblatt)によると、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)ドイツ首相は「国内総生産(GDP)に占める対外開発援助予算の比率を2010年までに現在の0.36%から0.51%にまで引き上げるという欧州連合(EU)の合意に従う」と語り、6月にドイツで開催されるG8首脳会議をアフリカに対し「信頼のメッセージ」を送るものにしたいと抱負を述べた。

 しかしペール・シュタインブリュック(Peer Steinbrueck)ドイツ財務相は「開発援助金を増額する」とは述べたものの、「連邦予算が決定する6月末までは、2008年以降の援助金額は公開できない」として具体的な金額を明らかにしなかった。

 写真は18日、財務相会合の会場に到着した日本の尾身幸次財務相(中央)、ロシアのアレクセイ・クドリン(Alexey Kudrin)財務相(右)、ロシアのSergej Storchak副財務相。(c)AFP/MICHAEL URBAN