【アテネ/ギリシャ 17日 AFP】23日にアテネで行われる欧州チャンピオンズリーグ(Champions League)・決勝で対戦するACミラン(AC Milan)とリバプール(Liverpool)の試合を1週間前に控え、両チームのファンの間では入困難なチケットを獲得しようと激しい争奪戦がインターネット上で繰り広げられている。

 決勝戦のチケットは、アテネ・オリンピックスタジアム(Athens Olympic Stadium)の収容人数6万3000人のうち、両クラブに1万7000枚ずつ、スポンサーやゲスト、UEFA関係者に2万枚、2月に行われた抽選販売で9千枚が分配された。

 欧州サッカー連盟(UEFA)は過熱するチケット争奪戦を受け、法外な値段でチケットを取引する販売者に対して注意をするようにと両チームのファンに警告。それでもチケット購買希望者が増え続け、ついにはチケットの値段が10倍にも膨れ上がった。

 UEFAから発表された1組のチケットの公式値段は、80ユーロから200ユーロ(約1万3000円から3万2700円)だったが、現在では830ユーロから1900ユーロ(約13万5700円から31万650円)に高騰し、世界中で
インターネットを通じて売買されている。

 オークションサイト、米国版イーベイ(eBay)で2600ドル(約31万円)以上でチケットを購入したリバプールファンは「値段が異常だってことは分かっているよ。けどこの値段が探した中で一番安かったし、今はリバプールを愛するファンとして決勝戦を見に行けることにとても興奮している」と投稿するなど、チケット高騰の過熱ぶりをうかがわせている。

 この過熱ぶりに懸念を抱いたギリシャの警察当局は「約5万人のサッカーファンは決勝戦のためにアテネにやって来て、そのうちチケットを持っているのはせいぜい3万5千人くらいだろう。旅行シーズンと時期が重なるためほとんどのホテルは予約で満員になり、この状況は問題を悪化させるだろう」と語り、大勢のファンを収容できる場所に大型スクリーンを設置し、また決勝戦の当日に1万5千人の警察官を動因するなどの対策に取り掛かっていると話した。

 写真は、アテネのギリシャ国会議事堂前で、23日に行われる決勝戦に向けてステージ作りの準備しているスタッフたち。(c)AFP/LOUISA GOULIAMAKI