<第60回カンヌ国際映画祭>映画見本市カンヌ・フィルム・マーケット開幕 - フランス
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【カンヌ/フランス 17日 AFP】カンヌ国際映画祭に合わせ、世界最大規模の映画見本市「カンヌ・フィルム・マーケット(Marche du Film、Cannes film market)」が16日から27日までの日程で開催される。今年のキーワードは「スピード・デート」だ。
12日間の会期中に映画監督、配給業者、プロデューサら約1万人が出席するこの見本市では、数十億ドルに相当する商談が行なわれると見られる。責任者のJerome Paillard氏は、他の映画見本市との競争力を維持するよう努めているとAFPに話す。
「カンヌにはよいイメージがある。わたしたちは世界でもっとも革新的な見本市であり続けてきた」
今年から始まるスピード・デートは、短時間会って挨拶をするという男女の独身者のお見合いパーティから発想されたものだという。500人のプロデューサが参加して今週、2回のセッションが行なわれる。プロデューサたちは、数か国の映画会社役員と20分ほど面談した後、別の場所に移って交渉する。
「このアイディアは30~40人の新しい人に会い、たくさんの人と知り合っただけで時間切れになってしまうことから思いついた。業界関係者同士を引き合わせることが目的だ」と自身もプロデューサで、過去11年間、カンヌ国際映画祭でマーケットの責任者を務めてきたPaillard氏は話す。
今年60回目を迎えるカンヌ国際映画祭に業界関係者が寄せる関心は依然として高い。その理由は、完成した作品を映画祭で披露すると同時に、制作・配給の準備が進行中で、翌年封切り予定の映画を見本市で展示しているからだ。
「1つの組織の下で映画祭と見本市の2つが完全にリンクしているため、相乗効果を出すことができる」
最高賞のパルム・ドール(Palme d’Or)を争うコンペティション部門の22作品や、そのほかの賞を目指す約80本の作品のほか、約900本がバイヤー向けに上映され、未完成作品も含む約4000本がマーケットで売りに出されている。
「まずパルム・ドールを争った作品に向かうバイヤーもいるが、見本市にもトップに匹敵するような作品が毎年数本は存在する」とPaillard氏。
参加する映画会社関係者の60%は主に英国、フランス、イタリア、スペイン、ベルギーなど欧州からの参加者が占めている。以下、北米21%、アジア16%、ラテンアメリカ3%、アフリカ1%と続く。
この1年で最も成長した市場はペルー、コロンビア、メキシコ、チリなどのラテンアメリカで、2006年に30%成長したという。
レッドカーペットが敷かれたカンヌ映画祭会場の地下で開かれる巨大なフィルム・マーケットには約500のブースが出展し、各出展者の看板が並び、チラシが飛び交う。出展料金は最も小さいブースで5000ユーロ(6760ドル、約80万円)から。バイヤー向けの映画の上映料金は300~1500ユーロ(5万~24万5000円)。
写真は、フランスのカンヌ(Cannes)で、カンヌ国際映画祭と合わせて開かれたカンヌ・フィルム・マーケット会場で、スタンドの前を歩く女性。(2006年5月22日撮影)。(c)AFP/VALERY HACHE
12日間の会期中に映画監督、配給業者、プロデューサら約1万人が出席するこの見本市では、数十億ドルに相当する商談が行なわれると見られる。責任者のJerome Paillard氏は、他の映画見本市との競争力を維持するよう努めているとAFPに話す。
「カンヌにはよいイメージがある。わたしたちは世界でもっとも革新的な見本市であり続けてきた」
今年から始まるスピード・デートは、短時間会って挨拶をするという男女の独身者のお見合いパーティから発想されたものだという。500人のプロデューサが参加して今週、2回のセッションが行なわれる。プロデューサたちは、数か国の映画会社役員と20分ほど面談した後、別の場所に移って交渉する。
「このアイディアは30~40人の新しい人に会い、たくさんの人と知り合っただけで時間切れになってしまうことから思いついた。業界関係者同士を引き合わせることが目的だ」と自身もプロデューサで、過去11年間、カンヌ国際映画祭でマーケットの責任者を務めてきたPaillard氏は話す。
今年60回目を迎えるカンヌ国際映画祭に業界関係者が寄せる関心は依然として高い。その理由は、完成した作品を映画祭で披露すると同時に、制作・配給の準備が進行中で、翌年封切り予定の映画を見本市で展示しているからだ。
「1つの組織の下で映画祭と見本市の2つが完全にリンクしているため、相乗効果を出すことができる」
最高賞のパルム・ドール(Palme d’Or)を争うコンペティション部門の22作品や、そのほかの賞を目指す約80本の作品のほか、約900本がバイヤー向けに上映され、未完成作品も含む約4000本がマーケットで売りに出されている。
「まずパルム・ドールを争った作品に向かうバイヤーもいるが、見本市にもトップに匹敵するような作品が毎年数本は存在する」とPaillard氏。
参加する映画会社関係者の60%は主に英国、フランス、イタリア、スペイン、ベルギーなど欧州からの参加者が占めている。以下、北米21%、アジア16%、ラテンアメリカ3%、アフリカ1%と続く。
この1年で最も成長した市場はペルー、コロンビア、メキシコ、チリなどのラテンアメリカで、2006年に30%成長したという。
レッドカーペットが敷かれたカンヌ映画祭会場の地下で開かれる巨大なフィルム・マーケットには約500のブースが出展し、各出展者の看板が並び、チラシが飛び交う。出展料金は最も小さいブースで5000ユーロ(6760ドル、約80万円)から。バイヤー向けの映画の上映料金は300~1500ユーロ(5万~24万5000円)。
写真は、フランスのカンヌ(Cannes)で、カンヌ国際映画祭と合わせて開かれたカンヌ・フィルム・マーケット会場で、スタンドの前を歩く女性。(2006年5月22日撮影)。(c)AFP/VALERY HACHE