【ベルリン/ドイツ 17日 AFP】フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)新大統領は16日、欧州憲法(European Union constitution)の批准に向けた取り組みに対する見解を明確にするため、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相を訪問した。大統領職への就任から数時間後の訪問となった。

 就任後初の海外訪問となったサルコジ新大統領の独訪問は、27か国が加盟する欧州連合(European UnionEU)をともに主導してきた両国の関係を象徴するものとなった。

 夕食会を兼ねた会談では、見通しが立たない欧州憲法の発効に向けた取り組みについて協議される予定。欧州憲法はの発行は、2005年にフランスとオランダの国民投票でそれぞれ否決されている。サルコジ新大統領はこれまで、拡大EUの基本法となる欧州憲法の条文を簡素化することを提唱している。

 サルコジ新大統領は同日、エリゼ宮(Elysee Palace、大統領府)での就任式で「欧州における理想は、欧州の住民たちの権利を守ること。その理想のために私は戦う」と語った。

 一方のメルケル首相は欧州憲法について、同憲法草案の大部分を維持したい意向を示しており、EU議長国としての役割が6月30日に終了する前に、ある程度の道筋を立てたい考えだ。

 写真は同日、フランスのサルコジ新大統領を迎えるメルケル首相。(c)AFP/DDP/MICHAEL KAPPELER