【グリーンベイ/米国 14日 AFP】グリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)のQBブレット・ファーヴ(Brett Favre)は、自身がトレードを志願したという報道を否定した。

 パッカーズは「WRランディ・モス(Randy Moss)がオークランド・レイダース(Oakland Raiders)からニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)へトレードされこの数週間は苛立っていた。私は今までトレードされたいと思ったことはないし、トレードされたくない。グリーンベイにいたいんだ。私は、キャリアをパッカーとして終わらせたい」とファーヴのコメントを発表した。

 10月で38歳となるファーヴは、先日行われたチャリティーゴルフイベントで、チームにモスの獲得をチームに促したことを話していたが、レイダースはモスを放出する見返りに、ドラフト四順目の指名権をペイトリオッツから受けトレードが成立した。

 13日にスポーツ専門局のフォックス・スポーツ(FOX Sports)は、ファーヴがチームにトレードを要求した一番手としてモスの獲得に至らなかったことを非常に残念に思っていると報じたが、すぐにファーヴがトレードの要求を否定したためパッカーズのファンに安堵感を与えた。

 9年間に及ぶNFLのシーズンで676本のパスをキャッチし10700ヤードを獲得、101回のタッチダウンを決めているモスは、過去6回のスーパーボウルで3度優勝しているペイトリオッツに以前の年俸の半分で移籍した。

 ファーヴは引退を考えてはいたもののパッカーズで16年目のシーズンを迎えるため2月に左足首の手術を受けている。なお26日、27日に行われるミニキャンプには参加しない見込み。(c)AFP/Getty Images Matthew Stockman