【ロンドン 14日 AFP】デザインにネオナチ的なスローガンが含まれているとの指摘受け、英衣類小売店「バートン(%%
Burton%%)」はこのTシャツの販売を中止した。

■ロシア国内で着たら逮捕?

 大学生パディ・シャトルワース(Paddy Shuttleworth)さんは、地元ブリストル(Bristol)のバートンでこのTシャツを12ポンド(約2860円)で購入した。その後、Tシャツに「ロシアから非ロシア人を浄化する」という意味のスローガンがプリントされていることに気付いたという。

 英ガーディアン(The Guardian)紙に対し、シャトルワースさんは「政治的にかなり危険そうなTシャツを買ったと、ロシア人の友達に話した。すると彼女は、ロシア国内でそのTシャツを着たら逮捕される、と言っていたよ」とコメント。

■店頭・ネットで販売中止

 双頭のワシのデザインを囲うようにキリル文字で書かれた問題のスローガンには、ロシアを意味する古語「Rus」が、ロシアに住むロシア民族と外国人を区別する形で使用されている。

 問題のスローガンは、ロシアのネオナチが外国人の家やアパートにする落書きの典型的なもの。ガーディアン紙によれば、バートンにはロシア語がわかる店員もおり、Tシャツのスローガンが不適切だと上司に伝えていたという。

 バートン側は納入業者からは「ロシア人としてプライドを持て」という意味だと聞いていたと主張した。だがしかし、Tシャツは、店頭やオンラインショップでも販売中止となるった。

 2002年には英スポーツメーカー『アンブロ(Umbro)』が、スポーツシューズに「ザイクロン(Zyklon)」という商品名をつけたために、激怒したユダヤ人グループに謝罪した事件があった。これは、ナチスの強制収容所でユダヤ人の大量虐殺に用いられた薬品が「ザイクロンB(Zyklon B)」という名だったため。写真は、バイエルン州ミュンヘン市内でネオナチに対するデモを行う人々(2005年4月2日撮影)。(c)AFP/JOERG KOCH