【アカバ/ヨルダン 15日 AFP】アブドラ・ビン・フセイン国王(King Abdullah II)は14日、イラクの治安回復と、高まり続けるイランの影響力抑制を目指し、中東の友好国を歴訪中のディック・チェイニー(Dick Cheney)米副大統領と会談した。会談でアブドラ国王はチェイニー副大統領に対し、中東和平プロセス再開へ向けての米国政府のさらなる支援を求めた。

 チェイニー副大統領と1時間の会談に臨んだアブドラ国王は、停止している中東和平プロセスについて「多大な課題があることを我々は理解している」と述べ、チェイニー副大統領に「行き詰まり」からの打開に助力してくれるよう要請した。

 チェイニー副大統領は、米ニュース・チャンネルFOXによるインタビューで事前に「中東和平プロセスを決着させることは、イラクおよびイランにおける問題解決への鍵かどうか」と聞かれ、「問題のすべてに対処しなければならないと思う。問題をひとつでも無視できるほど、我々はぜいたくな状況にいない」と答えていた。

 ヨルダン王室の声明によると、アブドラ国王は会談で、3月のアラブ連盟(Arab League)首脳会議で再議決された2002年の同連盟による「ベイルート宣言(アラブ和平提案)」が、「アラブ諸国とイスラエルの対立を集結させ、和平を進展させる機会」を示している、と主張したという。

 写真は14日、紅海(Red Sea)の保養地アカバ(Aqaba)で、チェイニー米副大統領(左)を迎えるアブドラ国王(右)。(c)AFP/MARWAN NAAMANI