【ワシントンD.C./米国 14日 AFP】米国とイラン政府がイラクの治安問題について会談を計画していることが13日、明らかになった。会談では、長年にわたり両国の間にある意見の相違については言及されないとみられている。

 会談は数週間中に開催されると予想され、米国側からはライアン・クロッカー(Ryan Crocker)駐イラク大使が出席する予定。国家安全保障会議(National Security CouncilNSC)のGordon Johndroe報道官が、記者団に対し明らかにした。

 Johndroe報道官は「会談では米国・イランのことについてではなく、イラクにおけるイランの建設的、政策的な役割について、つまりイラクについて話し合われる」と語った。また、今回の会談について米・イランどちらが先に接触したのかについては明言を避けた。

 一方で現地の報道によると、イラン外務省のMohammad Ali Hosseini報道官は会談について、実現に向けたイラク政府関係者の協力により、米国がテヘラン(Tehran)のスイス大使館を通じて正式に要請してきたと語った。

 写真は13日、イラクのバグダッド北部にある米軍基地Camp Tajiで、米軍によって支給された新品のライフルを構えるイラク軍兵士たち。(c)AFP/CEERWAN AZIZ