【アルビル/イラク 14日 AFP】クルド人自治区とニナワ(Nineveh)州との境界に位置する町Makhmurで13日、爆発物を積んだスポーツタイプ多目的車(SUV)が地方行政機関の敷地に突っ込み自爆する事件が発生し、少なくとも50人が死亡した。また同日、バグダッドの市場でも自爆攻撃が発生し、10人以上が死亡している。

 Zirian Abdel Rahmanクルド保健相は当初、「最新の情報では35人の死亡が確認されている」とし、被害者全員が中心都市アルビル(Arbil)の病院にまだ運ばれていないため、その死者数は今後増加するとみられると語っていた。

 同保健相は記者団に対し、「死亡者はすべて男性。負傷者115人には女性や子どもも含まれる」と語り、けが人の多くは重傷であることを明らかにした。
 
 事件発生時、敷地内の建物では自治区の当局者らが会議を行っていた。警察の発表によると、クルド民主党(Kurdistan Democratic PartyKDP)のマスード・バルザニ(Massud Barzani)議長、クルド愛国同盟(Patriotic Union of KurdistanPUK)のジャラル・タラバニ(Jalal Talabani)イラク大統領が爆発に巻き込まれたほか、負傷者には多数の地元当局者が含まれている。

 スンニ派(Sunni)のアラブ系急進派は、少数派であるクルド人が米軍と協力して反政府勢力に対抗していると非難し、クルド人の政党と治安部隊を標的にするようになっている。

 写真は13日、アルビルにある病院の外で涙を流す女性。(c)AFP/SAFIN HAMED