【バグダッド/イラク 13日 AFP】米軍部隊が12日未明に攻撃を受け、5人が死亡、3人が行方不明となった事件から一夜明けた13日、現場付近では米兵4000人と航空機を投入した大規模な捜索活動が続いている。

 「米軍には兵士の信念というものがある。『倒れた戦友を見捨てない』というものだ。我々は行方不明となっている3人の捜索に全力を尽くす」と米軍の報道官、ウィリアム・コールドウェル(William Caldwell)少将は述べた。

 攻撃は、バグダッド南方のマハムディヤ(Mahmudiyah)から西に20キロメートルの地点で発生した。この地域では以前から武装勢力による誘拐が頻発していた。米兵7人、イラク人通訳1人の計8人の部隊が攻撃を受け5人が死亡した。遺体は損傷が激しく、身元確認も難しい状態だった。

 コールドウェル少将は13日、5人のうち4人の身元は確認され、うち1人はイラク人通訳だったと発表した。残る3人の米兵の行方は依然として不明。

 マハムディヤのMoad al-Amiri市長はAFPの取材に対し、ヘリコプターと低空飛行が可能なジェット機を伴う米軍の大部隊が、マハムディヤの西20キロメートルのShwaishaに集まったと語った。

 「彼らはこの地域全体を包囲し、43人の容疑者を捕らえた。捜索活動は継続中。イラク軍は参加していない。捜索活動は米軍だけで行なっている」

 米軍の報道官はこの点について確認しなかった。

 さらに同市長は、警察幹部から聞いた話として、マハムディヤの南にあるハスワ(Haswa)でもヘリコプターを使った捜索活動が実行中で、数人の容疑者が拘束されたと語った。

 バグダッドの南にある農村地帯であるマハムディヤは、スンニ(Sunni)派武装勢力の拠点として知られている。2003年3月に米軍ら多国籍軍によるイラク侵攻後は、「死のトライアングル」と呼ばれていた。

 「行方不明になっている兵士の捜索と、彼らが別の場所に移されることを防ぐため、この地域の各所に検問所を設置した」とコールドウェル少将は12日の声明で述べていた。

 写真は13日、バグダッドで開かれた記者会見で質問に答えるコールドウェル少将(右)とC. Mark Gurganus准将。(c)AFP/SABAH ARAR