【台北/台湾 12日 AFP】台湾の蘇貞昌(Su Tseng-chang)行政院長(首相)が12日、記者会見で突然の辞任を発表した。与党・民主進歩党(民進党、DPP)の次期台湾総統選候補を選ぶ予備選に立候補し、6日の党員投票で敗れた直後のことだった。

 蘇行政院長は短い声明を読み上げ、「民進党の予備選の方法は完ぺきではなかったが、わたしはそれに従い総統選への立候補を辞退した。それによって民進党は団結を維持できた」と述べた。

 蘇行政院長はまた、陳水扁(Chen Shui-bian)総統に残された任期が1年となることに触れ、「陳総統は新たな状況を作り上げることで政治の流れを変えねばならない」と述べた上で、「行政院長の職を辞した後も協力を惜しまない」と表明した。

 11日に野党が過半数を占める立法院(議会)で予算案審議が再度混乱し、法案が可決できなかったことで責任を取ったと見られる。

 写真は台北(Taipei)の蘇行政院長(2006年8月3日撮影)(c)AFP/Sam YEH