【モンメロー/スペイン 11日 AFP】F1・2007年シーズン第4戦・スペインGP(Spanish Grand Prix)。2006年シーズンで現役を引退したミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏は、フリー走行1回目が終わり記者会見を行った。

 この日の話題の中心にいたのは午前と午後のフリー走行で共にトップに立ったマクラーレン・メルセデス(McLaren Mercedes)だったが、元王者のシューマッハ氏が引退後初めてF1が行われる会場のパドックに姿を現すと、直ぐにシューマッハ氏は報道陣の注目の的となった。

 シューマッハ氏はかつて自身が所属していたフェラーリ(Ferrari)のガレージなどに姿を現し、短い会見を行い報道人の前でこれまで明らかにしてこなかった引退後のプランや、将来的にF1チームの監督もするつもりはない事を明かした。シューマッハ氏は「今はとても人生を楽しんでいて、現状を変えるつもりはまるでない。フェラーリはとても好調で私が何か口を出すことは何もない」と語り、シューマッハ氏はフェラーリのアドバイザーとしての役割を任せられているが、同氏が抜けた後のチームは再建を果たし、チームは毎回成功を収めているので特にアドバイスを送ったりはしなかった。

 また同氏は「チームを運営する事にただ興味が無いんだ、私には他にもっとやりたいことがある。フェラーリは信じられないくらい良くやっている、彼らはとても良い方法でチームを再建した、だから私が何か手助けする必要なんて全くありません。これは私にとっても、以前テクニカルディレクターを務めていたロス・ブラウン(Ross Brawn)氏にとっても喜ばしい事だ。誰でも何か一つの事を私のように続け、多くの友達が出来てやがて仕事から解放された時に、遠くから仲間の成功を見る事が出来るのは幸せな事です。フェラーリはこれからもこの成功を続けていけるはず」と、チームの運営に関わることには一切の興味がないことを明かした。

 また「F1以外にも人生があったということです。16年間ずっと、朝起きてF1の事を考えないでいい日を夢見てきたんだ。その代わりに今では他の色々な事を考えている、例えば家族の事とかね。それがとても楽しいんだ。」と語り、引退後の生活を満喫しているようであった。

 写真は、会見に臨むシューマッハ。(c)AFP/LLUIS GENE