【ダブリン/アイルランド 11日 AFP】欧州中央銀行(European Central BankECB)のジャンクロード・トリシェ(Jean-Claude Trichet)総裁は10日、ユーロ圏経済のインフレ懸念について「強い警戒」が必要と述べ、6月に利上げがあることを強く示唆した。

 市場関係者はトリシェ総裁の「強い警戒」発言を、利上げが近いことを示唆する言葉とみている。利上げ前に開催された過去のECB理事会では、同総裁はECBがインフレ懸念について「警戒」または「強い警戒」を示していると常に発言してきた。

 一方でECB理事会は同日、主要政策金利である定例買いオペの最低応札金利を、予想されていた通り3.75%に据え置いた。3月に0.25%利上げをして以来、2か月連続で高水準を維持した。

 同理事会はまた、限界貸出金利(上限金利)と中銀預金金利(下限金利)も、それぞれ2.75%、4.75%に据え置いた。

 写真は同日、ダブリン(Dublin)で開催されたECB理事会に出席するトリシェ総裁(左)と、フランス銀行(Banque de France)のクリスチャン・ノワイエ(Christian Noyer)総裁。(c)AFP/Johnny Bambury