「泊まっても意外と安全?」 米副大統領、軍基地に1泊 - イラク
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【Speicher米軍基地/イラク 10日 AFP】ディック・チェイニー(Dick Cheney)米副大統領が9日、中東歴訪の途上でイラクを電撃訪問し、バグダッド(Baghdad)郊外の米軍基地内に1泊した。2003年3月の米軍進攻以来、イラク国内に宿泊した最高位の米高官となった。
9日に中東歴訪を開始したチェイニー副大統領は、予告なしにバグダッドに立ち寄り、バグダッド北郊のSpeicher緊急作戦基地(Contingency Operating Base Speicher)に1泊。翌10日、同基地内で駐留部隊の集会に出席し、状況報告を受けた。
湾岸戦争で戦死した米軍パイロットの名を冠したSpeicher米軍基地は、バグダッド北方の町にあり、処刑された故サダム・フセイン(Saddam Hussein)大統領の故郷であるティクリット(Tikrit)からは約11キロの距離にある。元イラク空軍学校の敷地を米軍が占領し、現在1万人から1万2000人の米軍兵士が駐留している。
同基地の広報担当官Tage TJ Rainsford陸軍少将によると、同基地内に最後に迫撃砲が撃ち込まれたのは2年前で、死亡者は民間人の建設作業員1人のみ。死因は心臓発作だという。ニューヨーク生まれながらコロラド(Colorado)を故郷と称する同少佐は、「母には家よりも、ここのほうが安全だと言っている」と語った。
写真は10日、Speicher緊急作戦基地で行われた集会で演説するチェイニー副大統領。(c)AFP/OLIVIER KNOX