【東京 10日 AFP】米系投資ファンド、ローンスター・グループ(Lone Star Group)は、保有する東京スター銀行(Tokyo Star Bank)株の大半を、日本の投資会社アドバンテッジパートナーズに売却する方向で調整を進めている。10日の日本経済新聞が伝えた。

 東京スター銀行は、不良債権を抱えて1999年に経営破綻した東京相和銀行の営業権をローンスターが譲り受け、2001年に現在の銀行名で営業を開始していた。

 東京スター銀行の買収には、米ファンドのテキサス・パシフィック・グループ(Texas Pacific GroupTPG)と、リップルウッド・ホールディングズ(Ripplewood Holdings)から社名を変えたRHJインターナショナル(RHJ International)も意欲を示していたほか、英国系の香港上海銀行(HSBC)も買収を検討中との情報もあった。

 しかし、日経が伝えた関係筋によると、ローンスターは最も好条件を提示したアドバンテッジ・パートナーズと交渉を開始する方向で最終調整に入った。

 ローンスターは東京スター銀行株の約67%を保有しているが、アドバンテッジ・パートナーズは少なくとも経営の主導権を握ることのできる34%、最高では67%すべての株式の買い取りを目指している。買収は株式公開買い付け(TOB)で行い、6月末までに完了させる方針だという。

 東京スター銀行は9日、「特定の投資家の投資活動についてコメントする立場にはない」と声明を発表した。

 写真は10日、東京の東京スター銀行本店。(c)AFP/YOSHIKAZU TSUNO