【ディリ/東ティモール 10日 AFP】9日に実施された大統領選の決選投票は平和裏に終り、数か月に及ぶ深刻な政治的混乱の終結に対する期待が高まっている。

 全国の投票所では整然と列が作られ、海外の平和維持隊が派遣されるまでとなった前年の武力衝突と鮮明な対照をなした。

 前月の第1回投票の結果、ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)受賞者で現首相のジョゼ・ラモス・ホルタ(Jose Ramos-Horta)候補と、与党東ティモール独立革命戦線(フレティリン、Fretilin)のフランシスコ・ルオロ・グテレス(Francisco “Lu-Olo” Guterres)候補が決選投票に進み、ホルタ候補が有力視されていた。

 互いに選挙活動中の不正行為を非難している両候補は、自身の勝利を確信していると述べる。

 選挙管理委員会によると、投票率はかなり高く、開票終了には2日ほど要するとのこと。

 写真は同日、ディリ(Dili)の投票所で投票を済ませたルオロ候補。(c)AFP/MARIO JONNY DOS SANTOS