【ストックホルム/スウェーデン 7日 AFP】7日ストックホルム(Stockholm)証券取引所が出した情報によると、アンダーウェアを中心に扱うブランド、ビョルン・ボルグAB(Bjorn Borg AB)がOMX傘下のストックホルム証券取引所に上場した。同ブランドは、ウィンブルドン(Winbledon)のチャンピオンでもある元プロテニス選手のビョルン・ボルグ(Bjorn Borg)がデザインを手掛ける。

■引退後、自身のブランドを展開
 
 コート上では常に冷静なことから「アイス・マン(氷の男)」と呼ばれていたボルグ。引退後1997年に、トレンディーなスポーツアンダーウェアを扱うブランドを設立した。

 コレクションはアクセサリーや香水、サングラスなども取り入れながら拡大。2006年12月には自身の名を会社に売り渡したものの、デザインとマーケティングには関わり続けた。


■浪費で知られる元テニス選手

 現在50歳のボルグは、ウィンブルドンで5回、フレンチ・オープン(French Open)で6回優勝し、手にしたチャンピオンタイトルは合計62だ。1983年に26歳でプロテニス界から引退。その後は、ベンチャービジネスや離婚などで浪費生活が続いていた。

 経済的な問題を多く抱える人物として伝えられることの多いボルグは、高い税金を課しているスウェーデンの税務当局からもその行動を監視されている。

 ボルグは昨年、家族を支えるためにウィンブルドンシングルズのトロフィー5つを売りに出すと発表したものの、実行されずに終わった。

■数々の失敗後、ようやくビジネス成功の兆し?

 ボルグが手掛ける商品は、スウェーデンやオランダを含む欧州内の12カ国で販売されている。 2006年、同グループは3億2460万クローナ(約577億2000万円)の売上を記録。前年に比べ76.8%の伸びとなった。

 2004年12月以来、同社はすでに新興市場に上場していたが、今月7日には1株当たり142スウェーデンクローナ(約2525円)でOMX傘下のストックホルム証券取引所に上場。同日の午後半ばまでに株価は初期価格を下回り、141.75クローナ(約2520円)となった。

写真は、デンマークのラナス(Randers)で行われたトーナメントに出場したボルグ。(1979年3月撮影)(c)AFP/POLFOTO