【ワシントンD.C./米国 8日 AFP】イラク駐留米軍は3月、動画投稿サイト・ユーチューブ(YouTube)に、イラクでの戦闘シーンを流すチャンネルを創設した。米国防総省が7日、明らかにした。

 国防総省は、創設したチャンネル「MNFIRAQ」について、イラクに関する情報を提供するためとしかコメントしていないが、米軍の活動を「肯定的に」見せることで、イラク戦争への支持を得たいとの狙いがあると見られる。

 ホワイトハウスのトニー・スノー(Tony Snow)大統領報道官は、同チャンネルについて、「いいアイデアだ。戦場で起こっていることを映像を通して知ることは重要だ」と語った。

 公開されているビデオは、「バクバでの戦闘激化」「ハイファ通りの戦闘」「バグダッドの家宅捜索」「迫撃砲で反撃」などのタイトルが付けられた短いもので、路上爆弾で爆破された車から犠牲者を救出する米兵、拉致されていたイラク人を解放して家族の元に送り届ける米兵などが映し出されている。

 見えない敵に向かって銃撃する兵士。煙が充満した通りを駆け抜けていく兵士…ただし、遺体など、「死」を暗示するものは、映像にはとらえられていない。

 写真は、バグダッドのJadiriyah地区で爆弾の金属片が刺さった車体を点検する米軍兵士たち(2007年4月26日撮影)。(c)AFP/AHMAD AL-RUBAYE