【アンカラ/トルコ 8日 AFP】世俗的国家制度の維持をめぐり対立が続くトルコで7日、大統領の選出方法を変更する憲法改正案が議会の最初の審議を通過した。

■大統領を国民投票で

 レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相の与党・公正発展党(Justice and Development PartyAKP)が提出した、大統領を2度の国民の一般投票により選出する法案は、審議の後の採決で可決。トルコはこれまで議会の投票で大統領を選出している。

 大統領の任期の1期7年を1回のみ再選可能な5年に短縮し、総選挙も現在の5年に1度から、議員の任期を短縮して4年に1度実施する案も同時に審議されている。

■最大野党は反対姿勢

 7日の議会の採決では賛成356、反対69で法案が可決された。今週後半に予定される2回目の審議でも可決されると、アフメト・ネジデット・セゼル(Ahmet Necdet Sezer)大統領の署名を経て法律として成立する。

 審議の過程では、法案を提出した公正発展党に対し、7月22日に前倒し総選挙が予定されている段階で早急な憲法改正を行うべきではないと主張する野党が主張。

 公正発展党は、中道小政党の支持を得て議会3分の2の賛成を確保し、改正案をあくまで通過させたい構え。

 写真は6日、与党AKP議員(右側)が着席する一方で、野党議員側が空席のトルコ議会。(c)AFP