【イスラマバード/パキスタン 7日 AFP】イフティカル・ムハンマド・チョードリー(Iftikhar Mohammad Chaudhry)最高裁長官の停職処分に対する抗議活動が広がるパキスタンで7日、最高裁は同長官に対する司法調査の一時停止を命じた。

 この動きは、チョードリー長官に職務停止処分を下したペルペズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)政権にとって痛手となる模様。ムシャラフ大統領は3月9日、職権乱用の疑いで同長官を職務停止処分にしたが、これを司法の独立に対する侵害だとする野党や反対派弁護士らによる大規模な抗議活動を引き起こした。

 職権乱用疑惑に対する調査には、5人の上級判事からなる最高司法委員会(Supreme Judicial CouncilSJC)があたっているが、チョードリー長官はこれを合法ではないと主張している。

 同長官の弁護団の1人Tariq Mehmud氏は、聴聞会の後「最高司法委員会による手続きは一時停止された」とAFPに語った。最高裁はチョードリー長官の事件を、最高裁の全裁判官で構成される組織が調査することを求めたという。

 弁護団の代表Aitzaz Ahsan氏は「最高裁の命令は、これまでの最高司法委員会による手続きが違憲であったことを示している」と述べた。一方、政府からの発表は今のところない。

 写真は7日、聴聞会終了後、イスラマバード(Islamabad)の最高裁を後にするAhsan氏(中央)。(c)AFP/Farooq NAEEM