【ダッカ/バングラデシュ 7日 AFP】軍主導の治安当局により国外亡命するよう求められているバングラデシュ元首相で野党アワミ連盟(AL)のハシナ・ワゼド(Sheikh Hasina Wajed)党首が7日、約2か月の海外訪問を終え、帰国する。

 ハシナ党首は、現地時間の午後4時20分に厳重な警護下の首都ダッカ(Dhaka)に到着予定。

 非常事態宣言後、政治活動は禁止されているが、アワミ連盟のメンバーは空港で党首との面会許可を申請している。

 アワミ連盟のAbdul Jalil書記長は「党の主要メンバー100人の面会を申請した。非常事態下ではあらゆる集会が禁止されており、わが党の活動家たちには空港を混乱させないよう求めている」

 しかし、5日、同連盟の若手グループの代表であるJahangir Kabir Nanak氏は「支持者はわれわれの助言を聞き入れないだろう」と述べ、数千人が集まる可能性を示唆した。

 ハシナ党首は、米国に住む家族を訪問するため3月15日に出国したが、先月、同党首に亡命を求める治安当局により、英国からバングラデシュに向かう飛行機への搭乗を拒否されている。

 2日、暫定政府はハシナ党首に対する帰国禁止令を解除し、カレダ・ジア(Khaleda Zia)前首相に対する圧力を和らげた。

 ジア前首相は、汚職容疑を受けている2人の息子の情状酌量と引き替えに、サウジアラビアへの亡命に合意したと伝えられている。

 ハシナ党首は先月、殺人と恐喝の罪に問われた。警察当局によると、昨年の政情不安に伴う4人の死に対する調査結果を待って、同党首に対する逮捕状が発行されるという。また、マレーシア企業のバングラデシュ支社が訴訟を提起した恐喝容疑でも逮捕される可能性があるという。

 写真はダッカの政治集会に出席したハシナ党首(1月10日撮影)。(c)AFP/Farjana K.GODHULY