【シドニー/オーストラリア 7日 AFP】企業連合「エアライン・パートナーズ・オーストラリア(APA)」が豪航空大手カンタス(Qantas)航空に提示していた総額111億豪ドル(約1兆700億円)の買収案が失敗に終わったことを受け、国内メディアは7日、「強欲による買収の失敗」としてヘッジファンドなどを非難した。

 全国紙「オーストラリアン(Australian)」は買収失敗を批判する社説を掲載。「リスクヘッジなき巨額買収案は世界最悪の大失敗に終わった」と評価した。

■買収劇の経過

 期限とされていた現地時間4日午後7時(0900GMT)までに5割以上の株主の承認を獲得できず、買収案は一時不成立となったが、数時間後、米投資家が突如承認する意向を表明。承認比率が全体の50.6%にまで上昇、買収成立が一気に現実味を帯びた。

 しかし6日、期限後に表明された米投資家の承認について豪独禁当局が却下、買収提案の不成立が決定的となっていた。

 写真は、メルボルン(Melbourne)の空港に駐機するカンタス航空の旅客機(5月2日撮影)。(c)AFP/Anoek DE GROOT