【カイロ/エジプト 6日 AFP】シナイ(Sinai)半島に駐留する多国籍軍・監視団(Multinational Force and ObserversMFO)の小型機が6日、同半島北部で墜落し、9人が死亡した。治安当局者がAFPに対して明らかにした。

 MFO長官代理のNormand St. Pierre氏はAFPに対し「残念ながら、たしかに墜落事故発生の報告を受けている。墜落したのは、8人のフランス人と身元がまだ確認できていない1人の乗組員を乗せたフランスの航空機」と語った。同氏によれば事故機は訓練中で、シナイ半島北部のAl-Gurahにある空港から聖カテリーナ(St. Catherine)への飛行を予定していたが、離陸直後に通信が途絶えたという。墜落の原因に関する詳細は現時点で明らかにされていない。

 MFOは、1979年にイスラエルとエジプトが調印した平和条約に基づき、主にイスラエル、エジプト、米国からの資金援助によって設立された、国連(UN)とは無関係の独立した平和維持軍。1982年からシナイ半島に米国をはじめとする世界11か国計約2000人規模の部隊が駐留を開始。現在、シナイ半島に設けられた2か所の基地に駐留している。

 写真は、フランス南部のIstresにある基地で軍用機に乗り込むフランス人兵士たち(2006年8月27日撮影)(c)AFP/BORIS HORVAT