【ボゴタ/コロンビア 6日 AFP】カルロス・オルギン(Carlos Holguin)内務相は5日、司法当局と警察当局が南部プトゥマヨ(Putumayo)県La Hormigaで100人以上の遺体が埋葬されている集団墓地を発見したと発表した。同内相がラジオ放送局、カラコル(Caracol)に対して明らかにしたもので、遺体は右派民兵による虐殺の被害者とみられる。墓地が見つかったプトゥマヨ県は、エクアドルやペルーとの国境付近に位置し、発見の知らせを聞いたオルギン内相は「恐怖に襲われた」という。

■遺体は地元住民、ゲリラの武装解除が発見につながる

 Mario Iguaran検事は報道陣に対し、発見された65の墓地には105人が埋葬されており、エクアドル人の遺体も含まれていると語った。一方検察当局はAFPに対し、「遺体の大半は地元の農業従事者」と述べている。

 同検事によれば、今回の集団墓地発見は民兵組織の武装解除をめぐる法律の成果だという。武装解除の見返りとして自白や被害者への補償を行った者に対する減刑を定めたこの法律は、重大犯罪を行った者も減刑の対象としている。

■右派民兵組織による大量虐殺の可能性

 左派ゲリラから財産を守る目的で1980年代に発足した右派民兵組織は、彼らが左派支持者とみなした民間人の大量虐殺を繰り返してきた疑いを持たれており、今回発見された墓地のほかにも国内の集団墓地からは数百体の遺体が発見されている。

 米国によるテロ組織指定を受けた国内最大の右派民兵組織、コロンビア自警軍連合(United Self-Defense Forces of ColombiaAUC)は2006年4月、刑期を最長でも8年とすることを条件に民兵3万人を正式に武装解除し、全メンバーの武装解除を完了している。

 写真は5日、検察当局が公表したLa Hormigaの集団墓地で発見された遺骨。(c)AFP/ PROSECUTOR’S OFFICE-HO