【北京/中国 6日 AFP】北京が季節外れの熱波に見舞われる中、中国のメディアは5日、金曜日に採択された温暖化に関する重要な報告についてほとんど取り上げなかった。バンコクでは4日、世界120か国から集まった専門家らが、国連(UN)の「気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate ChangeIPCC)」が作成した温暖化対策の提案を承認している。

 バンコク(Bangkok)で公表された概略的政策についての報告を、一面を割いて掲載したのは英字紙チャイナ・デーリー(The China Daily)。購読者層の大半を外国人が占める同紙は、同報告内容が温暖化によって発生の可能性がある災害を避けるために必要と伝えた。
 
 一方で中国共産党の機関紙、人民日報(People’s Daily)を始め、国内の有力紙のほとんどがこの報告を取り扱わなかった。

 新聞各紙は4日、3日の北京での気温が31.9度となり、過去40年で最高を記録したと報じた。また北京は記録的な暖冬に見舞われ、例年であれば平均零度前後となる2月初旬に気温が16度まで上昇していた。中国ではすでに地球温暖化の影響が体感されているという。

 写真は北京郊外の石炭火力発電所で4日、水冷却塔の前を自転車で通る出稼ぎ労働者たち。(c)AFP/Frederic J. BROWN