【パリ 3日 AFP】右派の与党・国民運動連合(UMP)のニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)候補と、社会党(PS)のセゴレーヌ・ロワイヤル(Segolene Royal)候補は2日、テレビ討論を行い公共支出や犯罪率について議論した。この討論は大統領選挙の結果に大きな影響を与えると見られている。

 国内成人人口の半数以上が見たと推計されるこの討論会は、国内2大ニュース司会者が進行、テーブルをはさんで向かい合った両候補の議論が2時間にわたり2大テレビ局で生中継された。

 サルコジ候補は公共支出削減を再度公約、また内相時代の犯罪率低下の功績を強調し、「決選投票で当選したら、『結果に対し責任を持つ』大統領になる」と明言。

 一方のロワイヤル候補は、自身の政治活動に責任を持てる政治指導者がフランスには必要だとし、国民はいまだに凶悪犯罪と失業率を憂慮していると主張した。

 過去に両候補が直接対決したのは1度だけ。1993年の議会選挙直前の討論会で、不機嫌な様子で言葉を交わす両氏がインターネット上で流れている。

 決選投票に向けた選挙活動は現地時間の5日午前0時に終了する。ロワイヤル候補は北部のリール(Lille)で、一方のサルコジ候補は南部のモンペリエ(Montpellier)でそれぞれ最後の選挙集会を3日に行う。

 写真は同日、討論会開始を待つロワイヤル候補(左)とサルコジ候補(右)。(c)AFP/THOMAS COEX