【東京 1日 AFP】伊藤一長前長崎市長(61)射殺事件で長崎署捜査本部は1日、殺人ほう助の疑いで山下正樹容疑者(29)を逮捕した。暴力団幹部城尾哲弥容疑者の犯行を手助けした容疑での逮捕者は、小川弘美容疑者(60)に続き2人目となった。

 1日、自ら出頭し逮捕された山下容疑者の自白によれば、事件当日の4月17日、伊藤前市長の行動を監視し、城尾容疑者による銃撃を手助けしたという。

 4月29日には、銃撃現場まで城尾容疑者の運転手を務めた疑いで小川容疑者が逮捕されている。

 国内最大規模の暴力団、山口組幹部の城尾容疑者は、建設現場で自身の自動車が損傷を受けたことで、市当局に対する個人的な恨みを持っていたと見られる。

 断固とした姿勢で核廃絶を訴え続けた伊藤前市長は、再選を目指して立候補した市長選の活動中に銃撃され、2発の銃弾を浴びて死亡した。4期目の当選が確実視されていた同前市長の射殺事件を受け、政府当局は銃規制の強化を検討している。

 写真は、執務室でAFPの記者と話す伊藤前市長(2005年7月27日撮影)。(c)AFP/Shingo ITO