【ワシントンD.C./米国 28日 AFP】ニューヨーク・タイムズ(New York Times)紙は27日、ジョージ・テネット(George Tenet)元中央情報局(CIA)長官が新しく発売する著書の中で、自らが長官を務めていた2003年のイラク開戦の際に政府内でまじめな議論が交わされることはなかったと記されていると伝えた。

 同紙は、30日発売予定の元長官の著書 「At the Center of the Storm」のコピーを入手したとし、著書の中で元長官はイラク開戦時における自身の役割を擁護する一方、ディック・チェイニー(Dick Cheney)副大統領や他の政府関係者を非難していると伝えた。イラク国内から大量破壊兵器が発見されなかった時、彼は政府のスケープゴートとされたと述べる。

 またジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領は、イラクを封じ込めるための手段について、攻撃以外の選択肢に関しては「まじめな議論」を一度もすることはなかったとも記している。

 写真は議会の同時多発テロ事件に関する独立調査委員会で証言するテネット元長官(2004年3月24日撮影)。(c)AFP/Luke FRAZZA