【東京 27日 AFPBB News】三菱地所の「新丸の内ビルディング(以下、新丸ビル)」が、27日にオープンした。同じく東京駅前の「丸の内ビルディング(以下、丸ビル)」が20~30代の丸の内OLを対象にしているのに対し、「新丸ビル」は30~40代の大人の男女が主なターゲット。キーワードは「日常の中の上質感」だという。

 世界的建築家マイケル・ホプキンス卿が手がけた建物は地上38階、地下4階の約198メートル。今回のオープンに合わせ、東京駅や2002年9月に開業した「丸の内ビル」と連結する地下通路や、皇居外苑に続く行楽通りも整備した。「新丸ビル」一箇所に留まらず、丸の内エリア全体の散策を楽しんでもらおうという試みだ。

■飲食エリアは朝4時まで営業

 地下1階~7階までは、ショッピングエリア、飲食エリアが並ぶ。総店舗数は153店。5~7階の飲食エリアには、フランス料理やドイツバーからおでん屋、蕎麦屋まで料理のバリエーション豊かな40店舗。「丸の内にも夜まで過ごせる場所を」との声に応え、朝4時まで営業する飲食店も揃えた。フロア専用クロークや女性専用サロンも設けられている。

■‘パサージュ’でお買い物

 ショッピングエリアにはヨーロッパの街並みにある‘パサージュ(抜け道)’のイメージを基に、初出店の店を多く含む個性的なファッション・服飾雑貨のテナントを集めた。「通勤者のリアルなニーズに応えた結果、ラグジュアリーな中に日常性を感じさせる店舗が集まった」と広報担当者。

 1階には「ユナイテッド・アローズ」やショッピングセンター初出店の「アーツ アンド サイエンス」、2階には「ドレステリア」や皮小物「ブルックリン・ミュージアム」、3階には丸の内発のコスメゾーンとなる『マルノウチボーテ』や日本初のフラッグショップとなる「マイケル マイケルコース」、4階には、イデーのギフト専門店「デリエ・イデー」やテーラー「バタク ハウスカット」などが並ぶ。フロアにはソファなどの家具も配置してあり、ゆったりと散策しながら路面に並ぶショップの間を通り抜けていく感覚でショッピングを楽しめる。初年度売上高は220億円、来場者数2000万人を見込んでいる。

■社員向けにジムやリラクゼーションスペースも

 10~37階はオフィスゾーン。その他に、入居企業の社員ら向けのジムやリラクゼーションスペースなどもある。

 メインターミナルとして毎日多くの人が利用する東京駅と、それを取り囲む丸の内エリア。単なる東京への‘入り口’として通過するのでなく、大型連休は「新丸ビル」で一日を過ごしてみるのもいいかもしれない。

 写真は、「新丸ビル」の外観。(c)AFPBB News/三菱地所株式会社