【バグダッド/イラク 26日 AFP】駐イラク米軍の収容施設の司令官・ウィリアム・スティール(William Steele)中佐が、米軍憲兵隊に逮捕された。「利敵行為」を含む複数の容疑で現在、取り調べを受けている。米軍報道官が26日に発表した。

 スティール中佐は、逮捕前まで司令官を務めていたバグダッド郊外の収容施設「Camp Cropper」で、「監視下にない携帯電話を被収容者に渡して敵方を支援した」容疑と、被収容者の娘と交際した容疑で起訴されている。

 「Camp Cropper」は米軍が拘束したなかでも重要な人物を収容する施設で、2006年12月30日に処刑されたサダム・フセイン前大統領も収容されていた。

 米軍のジョスリン・アバール(Josslyn Aberle)中佐の発表によると、「スティール中佐は現在、クウェートで監禁されている」という。統一軍事司法法典第32条の“審査規定”に基づく聴聞を行った上で、十分な証拠があれば「軍高官らによる委員会が軍法会議を召集する」

 スティール中佐はさらに、機密情報の不法所持、イラク人の女性通訳との不適切な関係の維持、命令服従違反、ポルノ画像の所持などの容疑がかけられている。起訴状では「資金の出費に関する承認を受ける義務を故意に怠った」容疑も含まれている。

 写真はイラクのディヤラ(Diyala)州で25日、米軍主導の多国籍軍との合同作戦の下、家宅捜索を行うイラク警察。(c)AFP/HO/STAFF. SGT. STACY L. PEARSALL